英語苦手系日本語教師ですが、TOEICについて現役英語講師に質問してみました。
ということで、今日はTOEICについてお話ししていきます。
TOEIC
TOEICは英検やTOEFLなどの英語試験と比べて、1問にかけられる解答時間が短い試験です。TOEICリーディングパートでは、100問を75分間で解き終えなければなりません。TOEIC600点を目指す方は、英語力の前に、時間配分について学ぶ必要があります。
TOEICの時間配分に関する情報は、ネット上にもたくさん出回っていますが「TOEICパート◯は一問△秒で解きましょう!」と言われても「そんなに早く解けないよ...」と思いまますよね?
そこで本記事では、TOEIC600点を目指す方が、時間配分通りに問題を解き進めるために意識すべき、たった1つのことについて解説しちゃいます!
時間内に問題を解き終えられなければ、どれだけTOEIC対策をしても意味がありません。記事を最後までチェックして、私と一緒に(笑)TOEIC対策のスタートラインに立ちましょう!
【本音】TOEIC600点以下の英語力で時間配分は守れない
TOEICでは、秒単位で問題を解く時間を管理しなければなりません。TOEICの時間配分の中で、最も有名なものが、以下の表に記した時間配分です。
問題数 |
解答時間 |
1問あたりの解答時間 |
|
パート5 |
30問 |
10分 |
20秒 |
パート6 |
16問 |
8分 |
30秒 |
パート7 |
54問 |
54分 |
60秒 |
合計 |
100問 |
72分 |
TOEICの時間配分について調べていて、上記と全く同じ時間配分を目にした方も多いのではないでしょうか?
しかしTOEIC600点を目指す方の多くは、上記の時間配分を頭では理解していても、実践はできません。なぜなら上記の時間配分通りに問題を解き進めるには、それなりの英語力が求められるからです。文章をスピーディに読み進めるには、語彙力も速読力も必要です。
無理して時間配分通りに解くのはダメ
TOEIC600点を目指す方の多くは、時間配分通りに問題を解けません。しかし稀に「とにかく時間配分だけは守らないと」と、強引に時間配分を守る方がいます。解けそうな問題があり、考えている途中でも「もう20秒経ったから」と次の問題に進んでしまうのです。
これだと解ける問題まで不正解になってしまいます。無理をして時間配分通りに解くくらいなら、時間配分を無視して解ける問題を確実に解いた方がまだマシです。
「見切り力」が必要
見切り力とは、解けそうにない問題を早めに諦めて、その問題を解くのに使うはずだった時間を、別の問題を解く時間に充てる方法のことです。見切り力があれば、TOEIC600点レベルの英語力でも、時間配分通りに問題を解き進められます。
見切り力があれば時間に余裕が生まれる
例えばTOEICパート5で、解けそうにない問題を10秒で諦めれば、パート5の解けそうだけど時間がかかりそうな問題を30秒かけて考えられます。このように解けそうにない問題をできるだけ早く諦めることで、解けそうな問題の解答時間を増やすことができます。
「この問題は解けるのか、解けないのか」の判断基準については、個人差がありますし、感覚的なところが大きいです。よって問題演習を行う中で、自分で基準を見つけましょう。
TOEICパート5は全30問です。「最初の20問だけ解いて最後の10問は捨てる。そうすることで1問あたりの解答時間を増やす」という方がいます。
しかしこの方法はおすすめできません。なぜなら最初の20問に解けない問題が含まれているかもしれませんし、反対に最後の10問に解ける問題が含まれているかもしれないからです。
確かにTOEICでは「問題は後半にかけて難しくなっていく」という話もありますが、確証の持てる話ではありません。全問に目を通すのは大前提です。
見切り力があれば塗り絵ばかりのTOEICから脱却できる
TOEIC初心者、TOEIC600点未満の方に多いのが「塗り絵」です。塗り絵とは、時間が間に合わないからと、問題すら読まず、適当にマークシートを塗りつぶす作業のことを指します。
TOEICはマークシート式の試験なので、マークさえしておけば、正解できる確率はゼロではありません。よって「時間はないけど少しでも高いスコアを取りたい」という思いから塗り絵をするのです。
「塗り絵」は皮肉を込めて使われる言葉です。見切り力をつければ、塗り絵ばかりのTOEICから脱却できますよ。
まとめ
TOEIC600点を目指す方が、時間配分通りに問題を解き進めるために意識すべき、たった1つのことについて解説しました。
問題演習の際は、毎回時間を測り、見切り力をつける練習をしましょう。見切り力と正しい勉強方法があれば、TOEIC600点はすぐそこです!
知人の英語講師に教えてもらったことを記事にしてみました。反省点がいっぱいです。TOEICの点数が高くても低くても会話力とは直結しないと思いますが、やはり単語力とか語彙力も必要ですので、しっかり勉強しないといけないなと思いました。