健康保険任意継続について
実は、現在加入している健康保険を継続する方法もあります!
お給料明細を見てください。健康保険料はいくらになっていますか?
今払っている金額の倍額支払うと、この健康保険を継続することができます!
ただし、上限は2万8000円です!
ということは、現在、健康保険料が15,000円引かれている人なら、30,000円ではなく28,000円でよいということになりますね。
なぜ、2倍になるかというと、社会保険料は、会社が半分負担してくれているからです!つまり、今15,000円の健康保険料を払っている方は、本来、健康保険料が3万円ということになります。しかし、退職後は自分で払う必要があるので、高くなってしまいます。無職の間は結構キツイですよね 😥
健康保険任意継続の注意点
健康保険任意継続の注意点ですが
- 保険料が今の倍額になる
- 退職日から20日以内に手続きをする必要がある
- 2年間継続する必要がある(就職しなかった場合)
- 2年以上継続できない
この4つになります!
保険料が倍になることは上記で書きましたが、他に、退職後20日以内に手続きをしなければならないこと、手続きをすれば2年継続する必要があること、また、2年以上継続できないという注意点があるので、これらを踏まえて、健康保険任意継続にするか国民健康保険にするかを考える必要があります。
健康保険任意継続を利用した方がいい人
この制度を利用するとお得な人は、ずばり「扶養家族がいる人」です!
なぜかというと、任意継続すれば、扶養家族の分の保険料が含まれているからです。
国民健康保険の場合は、扶養家族という概念がありませんので、それぞれ全員分の支払いをしなければいけません。そのため、扶養家族がいる方は、忘れずに任意継続の手続きをしましょう!
健康保険を継続すると、保険料が2倍(上限28,000円)になり、原則、新しい会社で社会保険に入らない限り継続することになります。
健康保険を任意継続した場合、途中で国民健康保険に変更することはできませんが、1日でも支払いが遅れると強制的に脱退になるので、もし途中で国民健康保険に加入したくなったら、支払いをしないでおくという選択があります。ちょっと嫌ですけどね…。また、この健康保険任意継続は、継続後2年間で終了するという決まりがありますので、ご注意ください。
国民健康保険の方がいい人
- 会社都合で退職した方で健康保険料の軽減可能な方
まだ退職前なら、あらかじめ市役所に自分の健康保険料を確認し、比較するとよいでしょう。年収によっては、健康保険任意継続の方がお得になる場合もありますが、健康保険料の軽減ができるのであれば、国民健康保険の方が安い場合もあるので、よく検討してくださいね!
注意事項
健康保険任意継続と国民健康保険を比較した場合、1年目との比較はしますが、2年目までの比較をしない方が多くいます。それまでに働く場合がほとんどだと思いますが、もし、2年目もまだ社会保険に加入しない予定の方は、気をつけてくださいね。